口述対策①(総論〜受験生に伝えたい3つのこと〜)
予備試験の論文の合格発表ありましたね
合格した皆さん、ほぼ司法試験の合格推定はたらいてますよ!
司法試験まで終わった今だから言えること、それは今の時点でもうマラソンだとゴールテープが見えかかった状態です。
とはいえ、受かった受験生からすると次の口述試験が心配でならないでしょう。
筆者自身も合格発表の後、これまでにない嬉しさと共にすぐに不安感がやってきました。
というのもそれまで口述の過去問すら見ていない状況で
「え、ここまできて落ちちゃうの!?」
そう思ってた自分に言いたい
今からで全然大丈夫だよって
筆者自身点数はおそらく民事60点、刑事61点でやや上位め
実は論文で実務がCでありました
なのでAやBじゃなくても安心してくださいね(ここ大事!)
今から去年実際に受けた受験生としての視点から、迷える口述受験生の不安を一掃しちゃいますから!!
今回は総論的に要点をざっとまとめます。
さて前置きは長くなってしまいましたが、後述についてまず言いたいことは3点
①合否は論文合格者が普通の精神状態なら問題なく答えられる場所でつく!!(これだけは絶対に忘れないで!!)
②模試は伊藤塾だけで良い!!
③本番中は自分を追い込まない!!(できるなら遊ぼう)
これを覚えてくださいね(特に①)
以下で①~③について解説します。
①ですが、確かに口述って今まで聞いたことのない問題やかなり捻った問題って出るんです。
まず大事なのは、これらまでできないと!!と思わないこと。
具体的には民事は要件事実、刑事は実体法(特に各論)、両科目併せて法曹倫理
これだけ出来たらまず合格間違いないです。
オススメは、民事が大島本、刑事が手続面は予備校本(定石または青本)各論は基本刑法Ⅱ
これ以外の教科書を使うなら、自分がいままで読み込んできた本のみ
上で挙げた本以外に新たに手をつけるのはNG!!
何度も同じ教科書を、瞬発的に思い出せるまで読み込んでください。
今から3週間、あれをしなきゃこれをしなきゃって思うはずなんです。
でも一度深呼吸して落ち着きましょう。
何度も言いますが、合否が決まるライン自体は上で挙げた通り低いんです。
何故これが大事かって?
答えは本番中絶対に緊張するし、口述形式での慣れがないから。
普段できることができないんですよ、これが。
おそらく本番までに練習もすると思うんです。
でも本番はその比じゃなく戸惑う可能性がアリだと思っていてください。
頭が真っ白になった時、それでも浮かんでくるのは3週間頑張って覚えてきたこと。
これさえできたら合格は確実です。
③も実はこれに関連するんですね。
本番中はリラックスして3週間頑張って詰め込んできたものを引き出せるようにするだけで良いんです(本当に大事!!)
あと一つ口述プロパーでやってほしいことが1つ。
できるだけ条文は暗記しましょう。
もしわからなかった時はどうすれば良いか?
これも回避方法はあります。
大体の条文番号さえ答えれば一応の心証は試験官に与えられるでしょう。
いきなり「わかりません」はNG!!
たとえば保証の問題なら400条台中盤あたりとは察しがつくでしょう。
それを示してから法文を見せてもらうようにしましょう。
次に②ですが、予備論文合格者のみなさんに一つ朗報!!
なんと伊藤塾の模試、15000円相当が(おそらく今年も)タダで受けられます!!
条件は再現答案の作成と合格体験記の執筆。
まあまあ大変ですが、15時間はかからないので時給換算したらオトクです。
そして、肝心の内容ですが、最大手の予備校と言うこともあり、かなりの質です。
圧迫式で実施されることもあり、本格的です(筆者はちびりそうになりました笑)
他面で他の模試は大体2万円前後します。
筆者も一応LECは受けました。
内容自体なんですけど、悪いとまでは言えないんです。
ただどうしても伊藤塾に見劣りしてしまうんですよねー
向こうが実質タダだだけに損な気がしちゃいます。
模試受けるのにもそれなりの時間かかることもありますし、それならひたすら①で挙げたことを反復しまくった方が吉です。
周りの友達が模試の数でマウントとってきても気になさらず。
受かってすぐ模試難民になるかもですが、慌てず。
伊藤塾はオンライン含めて席数多いですから。
③はさっき言ったように本番のメンタル安定措置です。
これはまた別の機会に言おうかなと思うんですけど、口述のホテルのラウンジに勉強してる人メッチャいるんですよ。
これを見たら「ここまでしないといけないのか」と思ってしまいがちなんですね。
けれどそんなことはないのです。
実際筆者がホテルで勉強したのは1時間足らず
何なら初日は新宿で飲んでましたから(ここまで真似しろとは言ってない)
遊べとまで言うと受験生には酷かもしれないですけど、それもアリです(ただし午前組は起きるのに支障ない範囲でね!)
とにかくリラックスが大事です。最低限寝まくりましょう。
筆者が本番前日からの3日間どう過ごしたかはまたブログで近々書きます。
ひとまず迷える受験生に押さえておいてほしいことはこんなところですかねー
今頃何していいかわからず藁をもつかむ思いでここに流れ着いた人もいるかもしれません。
去年受けた受験生の生の声を届けられたらという思いでここまで書きました。
何か参考になったら幸いです。